粘土で自作のフィギュアを作ってみたい!
何から準備してどうやって作ったらいいかわからない。
はじめてだからうまく作れるか不安。
といった方に向けてできるだけわかりやすく失敗しにくい方法を画像を使って解説していきます。
必要な道具は100均にある物でも全て揃える事はできるのですぐに実践することができます。
ひとつひとつ順を追って説明していきますので是非とも最後までご覧ください!
粘土の自作フィギュアとは
好きなアニメや漫画のキャラクター、自身で作成したイラストなど自分の好きなサイズやポーズでオリジナルの物を手に入れる事ができます。
粘土を利用して作るフィギュアと言っても色々な物があり、石粉粘土、紙粘土、樹脂粘土など多くの種類があります。
石粉粘土や紙粘土は自然乾燥で固まりますが、樹脂粘土(グレイスカルピー)などはオーブンで焼成することで固まります。
硬さや質感も多くの選択肢があるので慣れてきたら自分に合った物を探すと良いでしょう。
フィギュア作りに必要な物
フィギュアを作る際に必要な物は作り手によって相性があるので多少変わってきます。
私がフィギュアを作る時に利用している物はほとんど100均で買えますし、はじめは全て100均の物で作っていたので一度作ってみて自分に合った道具を探していくことをオススメします。
最低限の必要な物
石粉粘土や紙粘土
オーブンで加熱して固めるグレイスカルピーなども使いやすいですが、はじめは石粉粘土などから作って慣れてきたら他の物を使ってみるのもいいかと思います。
今回は石粉粘土を使って作っていきます。
紙粘土より丈夫で重量感がありなめらかな質感です。
使用する粘土のはたくさんあるので何種類か試してみて好みの物を探すこともできます。
スパチュラ
私は主にこれを使い作っていきます。
竹串だけで作る事も可能ですが、セット売りのスパチュラは細かいところを形作ったり使い分けができるのでおすすめ。
筆(アクリル)
筆に水をつけて粘土の表面をなめらかにしたり、色を塗る際には筆を使います。
細かいところを塗る時のために数種類のはあると使い勝手がいいです。
紙ヤスリ(スポンジ)
表面に凹凸ができてしまうので最後にヤスリを数種類使ってさらになめらかな物に仕上げていきます。
小さめでスポンジタイプの方が細かいところもやりやすく、ヤスリがけの際の破損はしにくくなります。
あると便利な物
カッターマット
下に敷いた状態で作業をしていきます。
なくても作ることは可能ですが、机が汚れてしまったりカッターを使う事もあるので100均の物など買っておくと便利です。
アルミ線
骨組みとして使うことで形が崩れにくくイメージがしやすくなります。
あまり硬い物だと形を変えたり切る時が大変なので柔らかめが使いやすいです。
アルミホイル
はじめは使わずに作っていましたが、アルミホイルを使うようになった理由がいくつかあります。
①全体を粘土で作るとそのぶん材料費がかさんでしまう。
②粘土が柔らかいので作っているうちに少しずつ形が崩れやすい。
③内部まで乾燥するのに時間がかかり完成までの時間がかかったりヒビ割れしてしまやすい。
メリットとしては土台作りのイメージがしやすく作業が早くなる事などもあげられますが、作るサイズによっては使わない方が作りやすい事もあります。
デザインナイフ
服などを作る際に細かいところや真っ直ぐとしたラインでパーツを作りたい時に使用します。
パーツを取り付ける際の微調整などでも使うことがあるのであると便利です。
ペンチ
アルミ線を切る時に使います。
100均にも売っているのでアルミ芯を使う方は必要になってきます。
ハンドドリル
パーツ同士を取り付ける際にアルミ製を差し込む穴を開けるために使います。
粘土が固くなる前に穴を開ける場合や、アルミ線を差し込まずに取り付ける方は準備しなくても大丈夫です。
基本的な作り方
作り方は人によって変わってきますが、イメージしやすく簡単に作りやすい基本的な方法をご紹介します。
作りたいフィギュアと同じサイズに印刷したイラストを準備します。
※フィギュアは大きい方がより細部まで作りやすく壊れにくくなるのではじめはあまり小さいのを作らないことをおすすめします。
サイズを確認しながらアルミ線やアルミホイルなどで土台を作っていきますが、この時の形が仕上がりに大きく影響するのでポーズやサイズ感は念入りにチェックしましょう!
※この後で粘土で形作るので、アルミホイルは小さめにします。
イラストの形と常に見比べながらアルミホイルやアルミ線で作った土台に粘土をつけていきます。
サイズを確認して表面をスパチュラや水をつけた筆を使ってできるだけなめらかに整えていきます。
この時に粘土が乾いて作業がしづらくなってくるので100均などに売っている小さい霧吹きを使って濡らしながら作っていくとひび割れや破損を防げます。
手や服など細かいパーツは別で作って後から取り付けていくと作業がしやすいです。
そしてアルミ線を数センチ出しておき、ハンドドリルなどで穴を開けて取り付けると粘土でくっつける際にも仕上がったあとも頑丈に仕上がります。
取り付ける前にイラストと見比べてサイズを確認してからパーツ同士を粘土でくっつけていきます。
取り付ける部分を小さいスプレーや筆を使って少し塗らし、少量の粘土を先につけてパーツ同士の接着面の隙間を埋めていくイメージです。
粘土が乾いていないと取り付けの際に変形や破損してしまう可能性があるので注意しましょう。
気になるところがあれば固くなるまえに修正をして、出来上がったら数日間は自然乾燥させてから表面をより滑らかにするためにヤスリかけをしていきます。
パーツを全てつけ終わりました。
色をつけたい方はこの後は粘土をしっかりと乾燥させて、ヤスリを使い表面をなめらかにした後でアクリルガッシュなどを使って色をつけていきます。
まとめ
今回は石粉粘土を使ってオリジナルのフィギュアの作り方を解説しました。
なかなか1回目だと思っているクオリティーにはならないかもしれませんが、道具や作り方を自分にあった方法に変えていくとより楽しく快適に作ることができます。
この後の工程としては色をつけていくので、アクリルガッシュという物を使い筆で着色していきます。
色の塗り方や道具に関しては別記事にて紹介していきます。
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