美容師になるにあたって美容師免許を取得する必要があるのではじめに決めるのは専門学校で、昼間制、夜間制、通信制といった学び方も選ぶことになります。
今回は通信制で働きながら資格を取得する場合はどういったメリットや注意点があるのか、サロン選びについてまとめて解説していきます。
自分自身が美容専門学生として通っている時や美容師として働いていて感じたことや、実際に通信制として免許取得をした友達やスタッフの話を聞いてまとめています。
働きながら美容師免許を取得する方法
美容室で働きながら美容師免許を取得するには、専門学校で決められた期間通い、科目を受けることで受験資格を得ることができます。
通信制として仕事をしながら美容師免許を取得する場合は自宅で学習をしてレポート提出をするので学校ではもちろん座学もしっかりと学びますが、実技を主として学びます。
国家試験を受けるために必要な期間は昼間制は2年間通うのに対して通信制の場合は3年間となっています。
就職する前に面接の時点で通信制として学校に通いながら働きたいと伝えておきましょう。
基本的には1年目は月に一回ほど登校しますが、3年目には国家試験に向けてほぼ毎週のペースで学校に通うようになります。
登校日に関しては月曜日が多くなっており、月曜休みの美容室が多いといった理由からそのようになっています。
通信で資格取得は難しい?
働きながら通信制として学校に通い国家試験に必要な実技と座学を身につけていくということになるので、仕事をしながら自分でしっかりと管理しなければいけないので簡単なことではないというのが実情です。
合格率についても昼間制の受験者が多い2月の場合は80〜90%ほどなのに対して8月は50〜60%ほどとなっています。
通信制の場合は働きながらになるので休みの日も練習や勉強に時間を使い、限られた時間の中で国家試験を合格するために必要な知識や技術を身につけていかなければなりません。
自分自身で計画的に練習や勉強をする必要はありますが、私自身の周りの友達や先輩や後輩の美容師は何人も通信制で国家試験を取得していますし、サロンや学校のサポートも合格に大きく影響してきます。
辞める人が多い?
通信制として美容師を目指していると、仕事をしながら学校に通い国家試験を受けることになります。
私自身の周りでも同じ状況の方はいましたが、半数ほどは辞めてしまう印象はありました。
理由としてはプライベートの時間がなく仕事や学校の事で余裕がなくなり不安やプレッシャーなどにより精神的にも追い込まれてしまう人もいます。
一番多く感じたのは国家試験に落ちてしまい美容師になる事を諦めてしまうということなので、試験に落ちてしまうともう一度実技や筆記の勉強や練習をすることになり精神的にさらに追い込まれてしまうので一回で受かるように自己管理をしていきましょう。
通信制のメリットは?
通信制のメリットをお伝えするために昼間制との違いと両方の良い点をざっくりと解説します。
昼間制は主に週に5日間ほど通学し学習していきます。
学費は150〜300万円ほどかかりますが、座学や実技など通信制に比べるとよりしっかりと時間をかけて学べるので合格しやすいと言えます。
授業の時に技術面や筆記でわからないところを先生に質問しやすいというところも昼間制のメリットのひとつです。
通信制は主に決められた時間を通学しながら自宅でレポートや実技の学習、練習をしていきます。
学費は60〜80万円ほどとなっており昼間制より安くなっているので、金銭面に余裕がない、自分のペースで学んでいきたいといった方にもメリットといえます。
サロンで働きながらの場合は営業に必要な技術や知識をより早く身につけやすくなっているので、私自身の周りでも早くスタイリストデビューする人はいました。
サロンによってスタイリストになるためのカリキュラムや合格基準は違うので、できるだけ早く確認しておくとよりスムーズになります。
通信での注意点
周りの話を聞いていると、課題のレポート提出を忘れてしまうといった事が1番多かったです。
また仕事で頭がいっぱいになり学校に行く日を忘れてしまっていたといったこともありましたので、自己管理をしっかりとしていかないと難しいといったところがあります。
サロンでの技術の練習や覚えることも多い中で学校との両立となると余裕がなくなってしまう事があるので注意が必要です。
国家試験の数ヶ月前から勉強や実技の練習などに時間を割きたくても仕事をしていると思うようにできないことがあるので、不安な方は昼間制か通信制どちらが自分に合ってるか前もって学校に相談すると選びやすくなります。
まとめ
通信制で学校に通い仕事をしながら国家資格を取得することはスタイリストデビューを早くしたい方や学費を抑えたい方、早く美容室で働きたいという方が多いです。
昼間制よりも通信制は仕事に時間を割いているぶん試験前は追い込まれてしまうこともあります。
自身と学校との相性やサポートがちゃんとしているところを選ぶとより合格しやすくなるので、一度何校か調べてオープンキャンパスに行ったり先生や生徒に話を聞くといいでしょう。
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